健康診断

健康診断とは

当院では、各種健康診断を行っています。秦野市が実施する市民健康診査、特定健康診査のほか、労働安全衛生法に基づく企業健診（雇入時健診、定期健診）、自費健診などを行っています。

特定健康診査とは

生活習慣病に罹りやすいとされる40～74歳の方を対象に「高齢者の医療の確保に関する法律」に基づいて行われるのが特定健康診査（特定健診）です。主に高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の発症の有無、生活習慣病が引き金となって発症する重度な合併症でもある心筋梗塞や脳卒中のリスクを調べるメタボリックシンドロームの判定などを行います。

同健診では、主に問診・身体計測・血圧測定・血中脂質検査・血糖検査・肝機能検査・腎機能検査・尿検査などの検査を行います。また受診後は医師と一緒に結果を確認し、その際に肥満・血圧・脂質・血糖と問診票の中から、その必要度に応じて特定保健指導を行っていきます。これは、特定健診の結果から生活習慣病を発症するリスクが高いとされる方の生活習慣を見直すサポートを行うというもので、生活習慣病を発症するリスクの程度に応じて、動機付け支援と積極的支援（よりリスクが高い方）が行われます。

秦野市の特定健診

対象者
国民健康保険に加入されている、年度末の3月31日までに40～74歳になる方で、秦野市が実施している人間ドックを受診されない方

費用
1,500円
70歳以上の方、もしくは秦野市保健事業費用免除措置確認書の交付を受けている方は無料

受診方法
対象者の方には受診券、特定健康診査質問票が送付されます。受診の際は、秦野市健康診査等実施医療機関の中からお好みの医療機関を選択し、直接日時を予約するようにします。当日は、記入した質問票と受診券、国民健康保険証などを持参します

健康診査項目

なお健診の結果、保健指導の基準値に該当された場合、医師より特定保健指導が案内されるようになります。

＊秦野市の特定健診の詳細（実施期間 など）につきましては、秦野市の公式HPをご覧ください

秦野市の市民健康診査

対象者
市民健康診査は、後期高齢者医療制度に加入している方（75歳以上）と65～74歳までの後期高齢者医療制度に認定されている方、39歳以下の方になります。
※39歳以下の方は登録制となりますので、初めての方は申込みが必要となります。

費用
後期高齢者医療制度に加入している方（75歳以上）
39歳以下の方は1,500円

受診方法
対象者の方には受診券や健康診査等質問票が送付されます。送付されない場合は、同市の健康づくり課までご相談ください。受診の際は、秦野市健康診査等実施医療機関の中からお好みの医療機関を選択し、直接日時を予約するようにします。当日は、記入した質問票や受診券などを持参します

健康診査項目

＊秦野市の特定健診の詳細（申し込み方法や実施期間 など）につきましては、秦野市の公式HPをご覧ください

企業健診

企業健診とは

労働安全衛生法よって義務付けられている健診を企業健診と言います。ただ、一口に企業健診と言いましても種類はいくつかあります。当院では、その中の「雇入時健診」と「定期健診」を行っています。それぞれの検査項目は以下をご参照ください。

雇入時健康診断

事業者は常時使用する労働者を雇い入れる際は、その労働者に対して、下記の項目について、医師による健康診断を行わなければなりません（労働安全衛生規則第43条）。

• 既往歴、業務歴の調査
• 自覚症状、および他覚症状の有無の検査
• 身長、体重、視力、聴力の検査、および腹囲の測定
• 胸部X線検査
• 血圧の測定
• 貧血検査（血色素量、赤血球数）
• 肝機能検査（ALT、AST、γ-GT）
• 血中脂質検査（LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド）
• 血糖検査（空腹時血糖、またはHbA1c）
• 尿検査（尿中の糖、および蛋白の有無の検査）
• 心電図検査

定期健康診断

事業者は年に1回（深夜業や坑内労働などの特定業務従事者は年2回）以上、定期的に下記項目の健康診断を行わなければなりません（労働安全衛生規則第44条）。

• 既往歴、業務歴の調査
• 自覚症状、および他覚症状の有無の検査
• 身長、体重、視力、聴力の検査、および腹囲の測定
• 胸部X線検査、および喀痰検査
• 血圧測定
• 貧血検査
• 肝機能検査（ALT、AST、γ-GTの検査）
• 血中脂質検査（LDL コレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド）
• 血糖検査（空腹時血糖、またはHbA1c）
• 尿検査（尿中の糖、および蛋白の有無の検査）
• 心電図検査

※身長・腹囲、胸部X線、喀痰、貧血、肝機能、血中脂質、血糖、心電図の各検査については、医師が必要でないと認めた場合には、省略することができます。

自費健診

自費健診とは

各種検査を受ける目的が健康診断のためという場合は、健康保険は適用されません。そのため全額自己負担での自費健診ということになります。ただ、自治体などが実施する健診のようにあらかじめ検査項目は決まっておらず、ご自身が受けたい検査項目を指定して受診することができるので、例えば人間ドックのように体の隅々まで検査をすることも可能です。

なお自費健診の結果、何らかの病気が見つかったという場合、その診療には健康保険が適用されます。